京家呉服店は、お客様が今お持ちのお着物、大切に受け継がれてきたお着物を末永く着ていただきたいという思いから、お着物のクリーニングに力を入れています。熟練の職人による洗い・シミ抜きで、あなたのお着物を美しくよみがえらせます。
ほか、お着物の染め替えのご相談も受け付けています。お着物のことでお悩みがございましたら、お気軽に京家呉服店までご相談ください。
お着物のクリーニングをご依頼の場合、必ずお見積りを作成し、
お客様にご納得いただいたうえでお預かりいたしますのでご安心ください。
また、お着物の状態、汚れやシミの種類によってクリーニングの方法が変わりますので、
必ず事前にお着物を直接拝見させていただいております。
お着物の「丸洗い」「洗い張り」について
着物の洗い方には大きく分けて2つの方法がございます。ひとつは「丸洗い」。読んで字のごとく着物を丸ごと洗うことですが、洗濯機で丸ごと洗うわけではなく「縫い糸をほどかずに着物のまま」隅々まで洗う方法です。
「洗い張り」は、着物の縫い糸を一度ほどいて、反物に戻してから洗い、糊付けを経て、仕立て直す方法となります。
丸洗いの工程
衣類につく汚れには様々なものがございます。土汚れ、皮脂汚れ、油汚れ、汗ジミなど、それぞれの汚れにあった洗いを施すことが重要です。
着物で「丸洗い」というのは、クリーニング店における「ドライクリーニング」に近い工程となります。京家呉服店は、着物の洗いに関して熟練の職人に依頼しています。洗いの手法としては、お湯洗い、水洗い、洗剤・石けん、有機溶剤等を使い分けながら、汚れの種類に合わせて職人が一か所ずつ丁寧に汚れを落としています。
洗い張りの工程
洗い張りとは、丸洗いよりもさらに手間をかけた洗い方法になります。まず、お着物の縫い糸をほどいて反物に戻してから、しっかりと水洗いを行います。
汚れを隅々までしっかり落としたら、新たに布のりを引きます。絹物は、水洗いするたびに生き返り、元のハリと光沢を取り戻し、染めた色も鮮やかに戻ってくる素材です。洗い張りで生地本来の美しさをよみがえらせてから、仕立て直すことで着物は何度でも生まれ変わるのです。