京家60年のあゆみ

写真は創業者の岡野松野・友次郎夫妻です。元々、岡野松野は大阪で仕立ての仕事をしておりました。戦争で空襲が激しくなり、実家のある岡山県和気町に疎開し、終戦を迎えます。

戦後、仕立てを請け負っていた大阪の高木呉服店の店主に、染め物店の開業を勧められ、昭和34年、岡山市にて創業する運びとなります。

その際、屋号を京屋では、全国に何件も同名があると高木さんから助言を頂き、「京家染物店」と名付けました。ちなみに松野の仕立ては見事な物だったそうです。

吉井式和裁早縫学校 入学式 第一期生

第１回きものファッションショー

二代目 青木富子と初代 岡野松野

昭和40年代の店先です。飾ってある商品、何か不思議な感じがしませんか？
1反で違う柄が３種類も！！
これは、最近では見ることが少なくなった染め見本です。
店を始めた時は、まだ商品の在庫もなく、染め見本を見せて、商売をさせて頂きました。それに加え、得意のお仕立てや寸法直し、ほつれ直しなどもさせて頂きました。
当時のお客様は、松野のことを母、富子のことを姉のように慕って頂き、信頼関係を築いていきました。

昭和49年、店を改装。

昭和51年4月16日～20日、京家、初の展示会

昭和51年9月23日～27日、京家、秋の展示会

昭和53年、展示会の風景

昭和61年、有限会社 京家を設立。代表に青木富子が就任

昭和50年代～60年代は、店での春と秋の展示会に加え、青木紀代美の郷、西宮市や、青木幸一の義妹の郷、児島でも展示会をさせて頂きました。

平成25年、店舗を改装。

平成29年、青木宣親が4代目代表に就任。